穴(1957/日本)
監督:市川崑
出演:京マチコ 船越英二
★ストーリー★
ルポライターの北長子は一ヶ月間失踪し、その間のルポを書く事と更に並行して彼女を見つけたら懸賞金、という企画を編集部に売り込む。一方預金横領を企てる事件にも彼女が絡まれる事となってしまい…
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sanaeさんから「穴」という映画タイトルを教えて頂いた時にすぐさま思い浮かんだのがこっちの作品でした。(近い内新しい「穴」観たいです♪)
またまた白黒作品に逆戻りです…
ストーリーからしたらなんだかモノモノしい感じがするけど、実際はポップにはじけた展開。
今や「2時間ドラマの帝王」船越英一郎さんのお父さん、船越英二さんの全盛の頃ですっごくカッコいいです。
これを観るまではど〜も私からすればドラマ「熱中時代」の校長先生(船越英二さん)で、鼻にかけたような声で「キタノくん」って言ってるイメージでしかなかったのですがこれ見てビックリです。
同じ市川崑作品で他に「黒い十人の女」(この映画もすご〜〜〜くかっこいい!)、「私は二歳」にも出ていてどれも彼の魅力が溢れてます。
色男じゃなくて、どこかちょっと間抜けな感じもしちゃうけどそこが母性本能をくすぐるのか憎めないキャラ、そんな雰囲気です。
ほんのチョイ役で何かとお騒がせだけどなんだかんだでしっかり仕事してくれてるから東京もとりあえず安心ね、の石原都知事が出ちゃってます。当たり前に若くてビックリです。
こういう昔の映画ってファッションだけでなく建物や車、さらには小物とか見てても私には刺激がいっぱいです。
ポンポン進むストーリー展開に最後まで釘付けでした。
上にもちょっと書いた「黒い十人の女」って結構前にドラマでリメイクされてキョンキョンとかが出てたと思うけど残念ながら私は見れなかったけどどうだったんだろう?
「黒い〜」はとにかく女優陣がすばらしい!初代ミス日本の山本富士子を始め、岸恵子、中村玉緒、岸田今日子…
敏腕プロデューサーには本妻がいるにも関わらず愛人が9人もいるプレイボーイ!(それだけでもスゴすぎ)
そんな彼女達が彼を殺してしまおうと企む、そんなストーリー。
何かムリありすぎ?って思いがちだけど観ていてそんなに不自然な感じはなくストーリー展開に引込まれていくから不思議。
何より中村玉緒がかわいい。勝新太郎が惚れ込んだのもすごく納得。
この2本、とにかくどれもこれも斬新で私はかなりシビれてしまった。
勢いついで(?)にもう1本、「私は二歳」も話しちゃおう。
これは船越英二さんと山本富士子さん演じる夫婦の間に生まれた一人息子、太郎クンを取りまく日常を描いた作品。
これは前者2作品に比べたらとってもシンプルな感じ。でも団地住まいに縁のある(というより今も住んでるし)
私には60年代の団地スタイルがとっても新鮮で気に入ってます。ちょっと自分の小さい頃を思い出します。
今でこそ私の住む団地は子供の数がとっても減ってしまったけれど、昔は多かった。
同じ号棟に同級生が数人いるのが当たり前感覚だったのに、今やひまわりさんと同じ年はいないし、
一番近くて幼稚園の子。(残念ながら面識があまりない)
そして、イベントも多かった。階段掃除ってだけでちょっとしたイベントだったように記憶してます。
でもいつの時代も子育てって大変なのは当たり前に共通。
親が自分の子供を思う気持ちに時代もへったくれもあったモンじゃないよね〜って思います。(2004.5)
←左「黒い十人の女」右「わたしは二歳」