最後のパレード 中村克著
この本はオリエンタルランドのスーパーバイザーだった中村氏が手掛けた一冊。(そもそもスーパーバイザーってどんな仕事かよくわかってないんだけど、きっとすごいポジションなのよねっ・汗)
あちこちの本屋さんで売り上げNo.1になってるから今さら私が紹介するまでもないんだけど
私も話したい^^
「夢の国」と言われるディズニーランド、ディズニーリゾートで実際にあったお客さまとの触れあいを描いた一冊。
(ディズニーではお客さまの事を『ゲスト』と呼び、スタッフの事を『キャスト』と呼ぶ。
これに関してもこの本には記載されているのだけど、
ディズニーランドは遊園地ではなく、青空を背景にした大きな舞台、ウォルト・ディズニーが
ディズニーランドに求めたのは、お客さまたち全員が映画の世界に入り込み、
その中で一緒に感動を作り上げていく事、だからここではお客さまをゲスト(招待者)と呼び、
従業員をキャスト(出演者)と呼ぶ、との事なのです。)

最初にダッディが「これ見てよ、」と私に新聞を渡した。
新聞の書籍案内の所に大きくこの本が載っていた。
そこで紹介されたひとつのエピソードを読んだだけで涙が出てしまった!!
それをここでも簡単に紹介させてもらうと

『数年ぶりに主人とディズニーランドへ遊びに行きました。
この日は1年前に亡くした娘の誕生日であり命日でした。
娘はからだがとても弱くて、生まれて間もなくこの世を去ってしまったのです。

そこで主人と話し、その日は供養のために訪れたのです。
家を出る前にガイドブックを見て、かわいいお子様ランチがあることを知りました。
それを娘にぜひ食べさせたいと思い、ワールドバザールにあるイーストサイド・カフェに入ったのです。
ところが、そのお子様ランチは8歳以下の子供にしか注文できないメニューだとわかってすぐにあきらめました。

ただ、事情だけでも知って欲しくてついお店の人に話してしまいました。
するとお店の人は「では3名様、こちらへどうぞ」と言いました。
そして4人掛けのテーブルに子供用の椅子を置き、私達を笑顔で迎えてくださったのです。
「本日はよく来てくださいました。どうぞご家族で楽しんでいってください」
その方はまるで我が子がその場にいるように、私たちをもてなしてくださいました。』
(最後のパレード『天国のお子様ランチ』より抜粋)

こういう珠玉のエピソードで溢れている。

普通の飲食店では考えられないサービスです。
もちろんこの後、お子様ランチも出て来ました。
普通の飲食店の出来事だって聞いたら「うそだぁ〜!!」なんて信じられない話だけど、
これが『ディズニーランド』だと「あり得る」って思ってしまう。
そして普通のサービス業でこういう事があったら「過剰サービスじゃないの??」
なんて逆に批判されそうな事でも『ディズニーランド』だと心地よく感じるから不思議。

あ、ここでは『ディズニーランド』と記載させてもらってるけど、これは『ディズニーシー』にも言える事だと思います。
というのも私、一度も『ディズニーシー』に行った事がないので、
胸を張って『ディズニーシー』と言えないので、ここでは『ランド』表記でご勘弁くださいね^^;

実際私ですら、本には載らないけど、ディズニーランドで感激した事あるから余計に
「そうなのよ、そうなのよ、ディズニーって素晴らしいのよね!!」と
涙にむせびながら読みました。
前にプーさんのはちみつポットみたいのに入ったアイスが売ってる、という情報をどこかで見て
「かわいいし、食べてみたい」と思ったけど、どこに売ってるのかわからず、
てっきりプーさんのハニーハントあたりかな、って探してみたけどなくて、
思わず通りかかりのキャストさん(清掃の方)に聞いたら「あ、それはどこそこをこう行って…」
なんてすんなり案内出来たのにビックリした事があったし、
前にも話した事あるけど、バズのアトラクションでせっかくファストパスを入手したのに
実際その時間に行ったら、ひまわりさんが「やだやだ〜!!」と言って入りたがらず困っていたら
「またお嬢さんの機嫌が直った時に是非来て下さい。お名前仰って頂けたらまたファストパスの入り口から入れるようにしますので」
なんて言ってくれた事もあった。(結局お嬢さんの機嫌が直らなかった…>_<)
さらに頭に付けていたティアラを落としたけど、無事見つかったし。
そして極め付けがミニーちゃんのランチボックス。ここでも話してるけど、簡単に話すと、
ミニーちゃんのランチボックスが壊れちゃって、困惑してたらショップの人がランチボックスのお店に連絡してくれて、
新しいランチボックスをくれたのです!!ありえないでしょ!!
レシートも持ってなかったのよ!!私!!普通ダメでしょ、こういうの。

こんな優しさに溢れた場所、ディズニーランドにいると、自然と素直になれる自分がいます。
これは決して大袈裟じゃないと思います。
それはディズニーの空間が、というよりもそれを作り上げているキャストさん達の努力の賜物なんだ、
という事が改めてこの本で実感したのでした。

それこそひまわりさんと3年前に行くまではそんなにそんなにディズニーのファンじゃなかったのに。
こんなにもディズニー好きになったのはやっぱりこういう優しさに触れたのが大きいと思う。

いつもだったら「図書館で…(予約して借りる)」とも思ったのだけど、これはひまわりさんが大きくなった時にも読んでもらいたい、
きっと彼女も喜んで読んでくれるだろう、と思って購入しました。
うん、きっと共感してくれるだろうな。
早くその日が来ないかな♪そして「このエピソード、最高だよね〜〜」とか
「私はこれがよかったぁ!!」とか言い合いたい。
そうして購入し、ひまわりさんがその本屋さんの絵本コーナーで読みあさってる時にちょこっと立ち読みをしてたら
またしてもウルウルしちゃいそうなんですけど!!
やばい!!これは外では読んじゃいけない本だ、と痛感。

ディズニーが好きな人にももちろんだけど、とりたててディズニーが好きでもなんでもない方にも読んで欲しいな、なんて思いました。(2009.4)

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