七人の侍(1952/日本)
監督:黒澤明
出演:三船敏郎・志村喬・津島恵子
★ストーリー★
時は戦国時代、負け戦を経験し、行き場を失った武士たちが野武士(百姓たちは「野伏せり」と呼んだ)となり
村を襲い、食べ物から何から何までかっさらって行くという横行が行われていた。
百姓たちは一念発起し、侍を雇って村を守ろうと企てる。

このDVD、やぁっと手に入れました。もうこれは宝物です。
もう私が生きてる限りDVD以上の規格のハードが出ない事を切に祈るばかりです。
基本的に「大作」だの「名作」だの「ヒット作」だの言われてる作品には食い付かないあまのじゃくなmemeで、
いくら映画好きを豪語して長い年月が経とうともなかなか見るタイミングを逃していました。
どこの批評を見ても「超娯楽大作」だの「至上最高傑作」だの、なんだか余計に私を白けさせる文句ばかり。
そんなお陰で見るタイミングが遅くなったけど、でも出会えてよかった。
これを機に一時他のクロサワ作品も観たけど、やっぱり群を抜いてこれが一番。
もちろん他にも面白い作品はあるけどね。
(七人の侍についてはここで、用心棒についてはここで話してます)
この作品の大好きな所はそれぞれのキャラクターが活き活きしてる事、
だけど野武士たちの脚色はないし、別にそれに関しての脚色なくともちっとも不便感じないから問題ない。
だけどそれ以外のキャラはそれぞれに味があって、みんな基本はいい人だらけなのがいい。
最初の方で百姓たちがお侍さんを探すシーンで宿でひっそりと暮らす百姓たちに
いつも罵声を浴びせているヤツらも勘兵衛(志村喬)が引き受けるか否か迷っている時に
「こいつらの気持ちもわかってやれよ!!」とばかりに百姓たちのフォローする所がたまらなく好き。
愛が溢れている。
そしてやはり七人の侍、それぞれがピカイチに光っている。
きっと人気投票したら菊千代(三船敏郎)、勘兵衛(志村)、久藏(宮口精二)がトップ3に来るのは間違いないだろうけど
私はダントツ平八(千秋実)。七人の中でいつでもムードメーカー的存在。
いつでも明るく振る舞って、しかもそれが嫌味がなく自然で、回りの人間もついつい口元がほころんでしまう
そんなキャラクター。何の気なしに放った言葉が実は利吉の心を鋭く突き刺していた事に気付いた平八は
いつでも彼を案じ、そして彼を守って…(一応伏せておきますね)
こんな思いやりに溢れた人間になりたいものです。
次に来るのはやっぱり久藏。多くを語らず、きっちり仕事をこなす男。
これは誰でも惚れてしまうキャラクターです。
だけど実際お付き合い、ってなったらちょっとキツいかも。(こんな余計な事まで考えてみた^^;)
私は無口な人よりも多少おしゃべりなくらいが楽しくていいなぁ。
(ダッディはしゃべり過ぎ。一言も二言も余計)
勘兵衛は特別枠。三国志で言ったら諸葛亮孔明だもの。とすると菊千代は張飛??
ついついダブらせてしまう。

ひまわりさんには「16才になったら観てみて♪」と言っている。
たぶん16才でもきっとこの映画の魅力に気付けないと思うからまた20才になったら観てみて、
次は26〜7才あたりで観て、そこで何か感じ取ってくれ、と4歳児に伝えておいた。
彼女も「うん、わかった」と言ってるんだけどね。
(2007.5)

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